こんにちは。やまとです。
今日も今日とて考え事をしています。
そろそろ資格の勉強でも始めようかと考えています。
なぜ社会人で「資格」を取ろうと考えたの?
はぁ?
仕事忙しいだろ?家族サービスしないと家庭に居場所ないだろ?
時間ないのに、なんで「資格」を取ろうだなんて?
思いつく理由は大きく3つ。
・リモートワークで通勤時間がなくなった時間を「自己成長」に充てたい
・人材としての市場価値を上げたい(就職や転職の際に有利)
・資格によっては、会社から昇給、報奨金がもらえる
あと、合コンとかでモテそうだよね。
だが、それらの理由が無理に自分の時間を削ってまで
資格取得をしたい理由なんだろうか?
(モテるか・・?)
うん。先の大義名分もモチベーションにはなるんだけど、
一番は「成長欲求と承認欲求のコラボレーション」なんじゃないかと思う。
自分の成長・勉強の成果を認定というカタチで残せるのがデカい。
なるほど。その欲求を満たしつつ、今の業務や転職に役立つスキルアップが
できれば一石二鳥、いいことばかりじゃないか!
だけど、そんな都合のいい資格、あるんだろうか?
もちろん業種や職種によって「有利」となる資格は異なるので注意が必要だね。
私と同じように、社会人で何か役立つ資格を取りたい。費用対効果やスケジュールを確認したいと悩まれている方の参考になればと思い、
その一例として、一般企業の営業職として働く私が検討した資格をご紹介する。
5つに絞りサマっているので、興味のある資格があれば、目を通してみてほしい。
社会人に役立つ(おススメな)資格って何だろう?
ひと言で「役立つ資格」と言っても、語学系、IT系、財務・会計系、法務系、経営系、いろいろなジャンルがあって、目移りしてしまう。
「仕事に活かせる」「自己成長できる」「箔がつく」という軸で勝手に抽出した資格 5選
資格名 | ピックアップした理由(調べる前のイメージ) |
---|---|
日商簿記検定(2級) | 営業職として取引先や自社業績等、その知識を使うことは多い。 数字から経営状態を読み解く能力はビジネスパーソンに必須。 |
ファイナンシャルプランニング 技能検定(3級) | 人生設計を考える上で有用な知識が手に入る。 老後を120%謳歌するための必要条件を考える素地が学べるか。 |
TOEIC(L&R) | 語学力もビジネスパーソンには必需品。翻訳ロボットとかもあるが、 やはり直接世界中の人と、熱量を持って触れ合うのが楽しいじゃないか。 |
中小企業診断士 | 企業の経営状態を幅広い知識とスキルで診断することができる。 取引先や自社・グループ会社などの与信管理・経営管理に役立ちそう。 |
マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS) | オフィスワーカーには必須のツールであるMicrosoft officeソフト。 特にExcelを多用するので、それを極めるか・・! |
※算出基準もその理由も完全なる主観であり、選択肢の粒度もバラバラである点、ご了承ください。
なんとか5つにまでは絞ったものの、こんなに一気に受けられるわけがない。
ズバリ、五兎を追う者は一兎をも得ず、だろう。
当たり前だ。精神と時の部屋にでも籠るつもりか・・。
一時的に意識が高まりすぎると何でもできそうな気がしてくるが、
現実を見ないといけないよ・・。
なんだかドラクエVIのダーマ神殿に来た気分だ。
何の技を覚えるために何の職業(資格)に就くべきか、
攻略本を読んでじっくり考えないと。
踊り子と遊び人からスーパースターを経て勇者になるのが
一番手っ取り早いよね。
なんのことやら・・・。続いて、比較項目を設けて現実と向き合っていきたい。
いざ、比べてみた。
3つの比較項目を用いて、それぞれの資格を見ていくよ。
【有用性(習得知識・活用チャンス・権威性】
・・・この学習により身につくスキルが業務やステップアップに活かせるかどうか。
資格取得によるインセンティブ(有力資格となる業界があるか)
【難易度・労力】・・・試験の合格率データや目安勉強時間を整理。
【タイミング】・・・試験日と所要学習時間を鑑みて、「今、始めるべき」資格かどうか。
※私の場合、この資格取得に充てられる時間は、
平日1~2時、休日2時間とする。→10時間/週
甘いのは重々承知だが、現実問題このくらいが限界値。
「父親」としての資格の方が死活問題なのである・・。
日商簿記検定 2級
【有用性(習得知識・活用チャンス・権威性】
・ビジネスの基礎ともいえる「企業内のお金の流れ」を学べる。
→語学同様、数字を読む力はビジネスパーソンにとって必須。
・財務状態と経営成績を理解できるようになる。
→事業管理、会社経営に活かせる。
・企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために有用。
【難易度・労力】
・目安勉強時間 : 200~250時間(2級)
・合格率 : 2級 23.8%
3級 44.3%
・受験料 : 2級 4,720円
3級 2,850円
【タイミング】
・試験日 :<2021年度>【2級・3級】
6月:2021年6月13日(日)
11月:2021年11月21日(日) ネット申込期間 10/6(水)~10/12(火)
2月:2022年2月27日(日) ネット申込期間 1/12(水)~1/18(火)
※申込期間は試験会場によって異なるので、注意!
・所要日数 : 5ヶ月(=200~250時間)
・学習開始に適した時期:6月(11月試験目標)
9月(2月試験目標)
1月(6月試験目標)
日商簿記3級は10年くらい前に取得しているんだ。
以来、実務で財務諸表に関する知識は相当使っている。
改めて体系的に学び直して、経営管理に活かしたい。
11月の試験目標にすると今から勉強会開始して、ギリギリというところか。
もし、受けるつもりであれば申込期間は約1週間しかないので、
見逃すことがないように、最寄りの商工会議所情報をしっかり確認しておこう。
【公式サイト】
ファイナンシャル・プランナー(FP)
【有用性(習得知識・活用チャンス・権威性】
・ライフイベントのなかで生じる資産に関する悩みを解決するスキル。
・金融(税金・年金・保険)知識を学習することができる。
・この資格で独立することができるほどの資格でもあるが、
何より自身の人生設計を自分の知識で考えられるのが魅力的。
・金融業界や不動産業界、一般企業の経理部門では特に重宝される資格。
・ただし、キャリアアップに活かすためには最低でも2級が必要とされる。
【難易度・労力】
・目安勉強時間 : 150~300時間(3級)
・合格率 : 学科74.6%、実技85.2%
・受験料 : 6,000円(3級)
【タイミング】
・試験日 :<2021年>【2級・3級】
5月:2021年5月23日(日)
9月:2021年9月12日(日)
1月:2022年1月23日(日)
・所要日数 : 4ヶ月~8ヶ月(=150~300時間)
・学習開始に適した時期:1月(5月 or 9月試験目標)
5月(9月 or 1月試験目標)
9月(1月 or 5月試験目標)
今(6月末)からだと、9月は厳しいか・・。
日当たり学習時間を増やせばいいじゃないか!とも考えたが、
今回の考察では、前提条件である「10時間/週」の学習時間で
統一して比較しようと思う。
弱気に思えるが、学習習慣のないオヤジにとって、10時間/週も容易ではない。
【公式サイト】
TOEIC(R) Listening & Reading Test
【有用性(習得知識・活用チャンス・権威性】
・海外とやりとりする上で、英語はビジネスパーソンとしては必須スキル。
・世界約160カ国で実施されているため、自身の英語能力を証明するものとして世界で通用する。
・合否形式でなく点数で評価されるため、学習を無駄せず、確実に成果が見える。
・日々の業務の効率化に役立つ→メール作成、Web会議、資料作成等。
・昇進・昇格や海外駐在の要件にしている会社もあり、キャリアアップに繋がる。
【難易度・労力】
・目安勉強時間 : 500時間
参考情報:100点上げるために必要な勉強時間の目安
500点から600点 ⇒ 250〜300時間
600点から700点 ⇒ 250〜300時間
700点から800点 ⇒ 500〜600時間 ←私はここ。
800点から900点 ⇒ 500〜600時間
※ただし1日3時間の勉強を継続した場合、とのこと。
・合格率 : ***
・受験料 : 5,725円
【タイミング】
・試験日 : 毎月(試験会場による)
※直近では、21年8月22日(日)AM ネット申込 6/24(木)~6/28(月)15:00〆
21年8月22日(日)PM ネット申込 7/1(木)~7/5(月)15:00〆
21年9月12日(日)AM ネット申込 7/8(木)~7/12(月)15:00〆
21年9月12日(日)PM ネット申込 7/15(木)~7/19(月)15:00〆
以降、10月3日(日)、10月24日(日)、11月28日(日)、12月19日(日)が、
2021年内の試験スケジュールとなります。
会場によりスケジュールは異なりますし、変更となる可能性もあるので、
必ず公式HP情報をご参照くださいね。
・所要日数 : 12.5ヶ月(=500時間) ・・むむむ。
700点以上になると100点あげるためには、
1日3時間捻出しても約半年の継続が必要なわけだ。
10時間/週の前提ペースだと1年ちょっとかかる。
強い意志が必要だね。英語習得はそれだけの価値があるし、
語学だから継続学習が複利的に効果を上げるのも納得できる。
英語を業務で用いることができれば時間短縮もできるだろうね。
【公式サイト】
中小企業診断士
【有用性(習得知識・活用チャンス・権威性】
・国が認定する唯一の経営コンサルタントとしての資格
・経営全般の知識を学ぶため、より広い視野を持って物事を判断するスキルが身につく。
・学習を通して、幅広い専門性と論理的思考力を養うことができる。
・転職や独立にも活用できる。
・一次試験、二次試験があり、ストレート合格者は少ない。
【難易度・労力】
・目安勉強時間 : 800~1,000時間
・合格率 : 一次 14.7%
二次 18.4%
・受験料 : 一次 13,000円
二次 17,200円 計30,200円
【タイミング】
・試験日 : 年1回 一次 8月上旬の土曜日・日曜日の2日間 (21年は8月21日、22日)
二次 筆記:10月中旬または下旬の日曜日
口述:12月中旬の日曜日
・所要日数 : 約1年半 これは独学では厳しそう。
・なお、21年の一次試験申込期間は5/7(金)~6/11(金)にて終了していた。
大体5月くらいの申込期間になるようなので、
次回以降受験の検討に向けて、申込期間の目安はつかんでおきたい。
独立開業できるほどの資格とあって、目安勉強時間は大台に突入だね。
ただ、より経営に近い視点で物事を考えられるようになるだろうから、
非常に魅力的な資格だと感じたよ。
21年4月に、中小企業診断士一次試験合格者へも公的な名称が定められたんだ。
「中小企業診断修得者」というんだけど、一次試験合格だけでも価値が認められている使える資格ということだね。
【公式サイト】
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)Excelエキスパート
【有用性(習得知識・活用チャンス・権威性】
・マイクロソフト社公式の資格であり、Office製品のスキルを客観的に証明することができる。
・資料作成、プレゼン資料制作、日々の業務の可視化スキルが身につく。
・日々の業務の効率化に役立つ→残業削減、業務の幅だしに繋がる。
・ほぼ全社員が使用するスキルであるがゆえに、資格取得レベルまで達していると異彩を放てる?
・ただし、この資格勉強が「成長につながるか?」は疑問。今のレベルによるが。
【難易度・労力】
・目安勉強時間 : 50時間(エキスパート。会社で使用している場合)
・合格率 : 60%
・受験料 : 10,780円(Office2013の場合)
※Officeのバージョンやレベル(上級・一般)、受験者(一般・学生)により異なる。
【タイミング】
・試験日 : 毎月(試験会場による)
・所要日数 : 5週間(=50時間)
Officeソフトを使いこなせることの証明になる。
ただ、内容を見て成長性に疑問を感じた。
新入社員や初学者は、この資格勉強をすることで
即戦力になることができると思う。
あとは費用の高さも気になるところ。
【公式サイト】
選定のポイントは「自分の成長性」と「タイミング」
比較検討の結果を受けて、11月の「日商簿記検定2級」
の試験を目指すことにするよ。
決め手はなんだったの?
やはり一番は「その資格を学ぶことで自分がワクワクするかどうか」
その基準になるのは、内容が業務面で有用であること、
取得することで自己満足感や客観的評価が向上する資格であること、かな。
なるほど、学習開始のタイミングとしてもちょうどいいんじゃないかな。
4ヶ月後の試験に向けて、計画的に学習開始しよう!
なお、前述の通り、ネット申込期間は10/6(水)~10/12(火)
忘れないようにしようね!
目標は決めた。さあ、走りだそう!
日商簿記検定(2級)の取得に向け、学習を開始します。
勉強法についても検討し、走りながらリバイスしていきたいと思います。
まずは、独学で挑戦してみようと思っています。
新年度も落ち着いてきた7月。皆さんも心機一転、自己研鑽に資格取得を目指されてみてはいかがでしょうか。
同じく資格取得に向け頑張ろうとされている方、一緒に頑張りましょう!!
以上で考察おわり!
やると決めたら、やりきるぞー!!
参考資料
「就職に役立つ資格・検定TOP30 2021」
他、各資格公式サイト
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