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確定申告(医療費控除)は難しくない!




いよいよ巷では、「確定申告」の話題がでるようになってきました。

※2021年(令和3年)分の所得税の確定申告は、2022年(令和4年)2月16日(水)~3月15日(火)の1ヶ月間です。

例年は特に気にしていなかった私も、今年はアンテナを張っていました。

2021年は子どもたちの歯の矯正費用など高額な医療費が発生したため、「医療費控除」を申告しようと企んでいたからです。また、以前の記事で記載したように、医療費控除などの所得控除で確定申告手続きをする場合は、ふるさと納税のワンストップ制度との併用はできなくなります。つまり、ふるさと納税も「寄附金控除」で申請する必要があることを忘れないようにしましょう。


今回は、私が実施したe-Tax申請を前提として、準備しておいた方がいいものや事前準備の手順をメモしておきます。


確定申告(e-Tax)のために必要なもの


まずは、これらを手元に揃えてから、パソコンもしくはスマホに向かいましょう。わたしは大画面で確認しながら進めたいので、パソコンにて申請を行いました。


【準備しておくもの】

①マイナポータル登録のために必要なもの

 ■スマホ:アプリのインストール、マイナンバーカードとの照合用

 ■マイナンバーカード:照合時に、利用者証明用電子証明書の暗証番号数字4桁、

      署名用電子証明書の暗証番号6~16桁の2種類を使う機会があります)

②確定申告のために必要なもの

 ■源泉徴収票(xmlデータもしくは書面)

③医療費控除のために必要なもの

 ■医療費通知データ(会社の健康保険組合で入手可能)

 ■医療費通知にない医療費の領収書(会社の健康保険対象外のものは、通知にない)

④寄附金控除のために必要なもの

 ■ふるさと納税の納税証明書(日付、自治体、金額)

 ■ふるさと納税ポータルサイト(楽天ふるさと納税やさとふる等。漏れがないか照合用に)


※今年からふるさと納税ポータルサイトにて寄付金額をまとめるサービスが開始しています。しかし申請から発行まで3-6営業日を要するとのこと、早めに終わらせたかった私は各納税証明書からのハンドインプットを選択しました。それでもそんなに時間はかかりませんでしたが、寄付先が多い方や少しでも時間短縮したい方は、確定申告手続きをする1週間くらい前にお使いのポータルサイトから事前に申請しておくことをお勧めします。

次に、手順の流れを簡単に見ていきます。国税庁サイトのガイドに従って進めることで特に問題なく進めることができます。


e-Tax利用のための事前準備


①国税庁サイト「確定申告特集」へアクセス


令和5年分 確定申告特集
令和5年分確定申告 個人の方で、確定申告をされる方はこちらのページをご覧ください。1 スマートフォンでの申告がさらに便利に...2 マイナポータルから控除証明書等を取得...3 Chrome×マイナンバーカード方式始まります...ふるさと納税、医療費控除、配当等の申告...


②中段左「確定申告書等の作成はこちら」のバナーをクリック


③「作成開始」をクリック


④左側の「マイナンバーカード方式(二次元バーコード」が簡単でした。


⑤普通の会社員は、一番左の「所得税」をクリック


⑥初回の場合は、右側の「連携しないで申告書等を作成する」を選択


⑦マイナポータルアプリをインストール


⑧マイナポータルアプリを用いて、PCとマイナンバーカードを照合しログイン


⑨この画面で事前準備は完了です。


申告画面も意外とわかりやすい


①生年月日、提出方法、いくつかの質問に回答を入力


②項目が進んでいくと、入力項目の選択画面が出てくるので、ここで、ご自身の申告したい内容を一つずつ選択・入力をしていきます。今回私は、「医療費控除」と「寄附金控除」を選択し、それぞれデータ登録をしていきます。


入力内容や方法は、サイトのガイドで問題なく対応することができます。

初見の私でも戸惑うことなく実施することができるレベルですので、事前資料だけ準備が整ったら、構えずに臨んでみてください!


最後に・・


以上が、確定申告(e-Tax)の手順となります。なんだか難しいイメージのある確定申告ですが、初めての方も臆することなくできるよう、親切な建付けになっております。少しでも控除対象がある方は、積極的に確定申告を実施してみてください。

会社員でいる限り、平時には確定申告に触れることなく生きていけます。しかし、何もしなくていいという環境に甘え、ぬるま湯で思考停止してはいけません。制度は賢く利用すべきです。

確定申告を「手間」と捉えて避けて通らず、「チャンス」と捉えて活用して、節税していきましょう

今回の確定申告で、我が家が受けることができる約18万円の還付金をどうするか、妻がざわめき始めました。

国からの搾取は免れても、妻からの搾取は免れることができないようです。。

どうやら、渡る世間は鬼ばかり、、ですね。




*以前の記事はコチラ

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