多くに企業で在宅ワークが取り入れられて久しい現代、新しい働き方、ニューノーマルな働き方は定着しつつあり、やはりこれからも一定割合での在宅ワークは残る見通しです。そんな本業の状況と副業での活用を考慮し、ついに、昇降式デスクの導入を検討することにしました。
昇降式スタンディングデスク導入の目的
在宅ワーク中、お手洗いや食事の時以外は座りっぱなしになっている日も多く、明らかに体を動かす機会は減りました。昇降式スタンディングデスクを導入することの目的は、立ったり座ったりを繰り返すことで腰への負担を防ぐこと、さらに、立って仕事をすることで足の大きな筋肉を使うため、脳が活性化し集中力が増すという効果もあるとか。また、昇降式デスクの場合、着席時のワークでもイスの高さ基準で机の高さを変えられるという点についてより負担の少ない体勢で作業できる点も期待しています。
昇降式スタンディングデスクの選択肢
ここでは、今回私が昇降式スタンディングデスクを選ぶ上で候補に挙げた3メーカーを比較してご紹介します。横並びで比較するため、各ラインナップの中から巾120㎝程のものを選んで表にしております。
FLEXISPOT
まず検討したのは、世のYoutuber御用達のFlexispotです。このブランドを見て「いつかは昇降式スタンディングデスク!」と憧れをいただいたと言っても過言ではありません。
エントリーモデルから本格派モデルまで幅広いラインナップが揃っており、足と天板の組合せも自分に合わせてオーダーできる自由度も魅力です。
駆動 | サイズ(cm) | 耐荷重(Kg) | メモリー機能 | 価格(円) | |
EG1 | 電動 | 100-160 x 50-80 x 71-121 | 70 | なし | 25,300 + 天板 |
EF1 | 電動 | 100-160 x 50-80 x 71-121 | 70 | 4つ | 28,600 + 天板 |
EJ2 | 電動 | 120-210 x 60-80 x 69-118 | 100 | 4つ | 39,600 + 天板 |
E7 | 電動 | 120-210 x 60-80 x 58-123 | 125 | 4つ | 51,700 + 天板 |
EJ2、E7には、誤作動を防ぐロック機能があります。メモリー機能付きの電動昇降デスクを探している方にとって、EF1は入門編の最適解になるかもしれません。天板は後述するIKEAで5,000円程で調達可能です。
IKEA
次に検討したのは、北欧家具メーカーのIKEAです。何よりも店舗が近くにある場合は、実物を見て購入検討することができる点が最大の魅力です。
駆動 | サイズ(cm) | 耐荷重(Kg) | メモリー機能 | 価格(円) | |
TROTTEN | 手動 | 120 x 70 x 72-122 | 50 | なし | 29,990 |
BEKANT | 電動 | 120 x 80 x 65-125 | 70 | なし | 49,990 |
IDÅSEN | 電動 | 120 x 70 x 63-127 | 70 | なし | 91,990 |
UPPSPEL | 電動 | 140 x 80 x 72-120 | 70 | 4つ | 79,990 |
TROTTENはクランプを回して昇降するタイプのデスクです。BEKANTはスイッチを押し続けることで昇降するタイプのデスク、UPPSPELはメモリ機能を備え、ゲーミングに特化した見た目・機能のカッコイイデスクです。この中では、UPPSPELに惹かれました。ただ、少し予算オーバーかなという気がしました。
PYKES PEAK
IKEAで実物を見て、いよいよイメージが高まったところで、Pykes Peakというメーカーを知りました。なんと地元九州のメーカーで、ゴルフやアウトドアグッズも手掛けており親近感が湧きます。
駆動 | サイズ(cm) | 耐荷重(Kg) | メモリー機能 | 価格(円) | |
小型版 | 手動(ガス圧) | 70 x 48 x 70-110 | 30 | なし | 11,980 |
S-200 | 電動 | 120 x 70 x 72-122 | 45 | 4つ | 49,980 |
S-200 Lite | 電動 | 120 x 70 x 70-119 | 50 | 4つ | 54,980 |
小型版のスタンディングデスクもラインナップにあり、この価格です。本当にたまーに立って仕事したいレベルのスタンディング欲求であれば、必要十分な場合もあるかと思います。
S-200シリーズは机の幅120㎜、奥行70㎜とビジネスユースでも十分な広さを確保。スイッチ部に充電用のUSBポートも用意されており、S-200ではUSB-Aが2口、USB-Cが1口、S-200 LiteはUSB-Aが1口、USB-Cが1口あります。また特徴として、一枚板のようなデザインの中に引き出しもついています。日本製ならではのユーザー目線での工夫が感じられました。
私の選んだ昇降式スタンディングデスク
昇降式スタンディングデスクも種類多く、重点選定ポイントを決めないとなかなか決定することができません。選ぶ基準としては、価格、稼働域(高さ調節)、付加機能等、いろいろな項目がありますが、私が特に重視したのは、メモリ機能、引き出し、組立難易度の3点です。
結論として、私はAmazonでPYKES PEAKのS-200 LITEを購入しました。
決め手① 電動、メモリ機能があること
最初はコスト重視で手動でもいいと考えていました。実際にIKEAでTROTTENを手動で昇降させてみても”ほぼ”苦はなく「これでもいいかな」と一瞬思いました。しかし、少しでも”やりにくさ”があると続けられなくなるのが人間です。せっかく導入しても活用できなければ意味がありません。次にBEKANTで電動スイッチを体験。やはり楽です。しかし、昇降している間、右手(もしくは左手)がスイッチボタンの上になければなりません。しかもぴったりの数値に合わせるべく神経を使いそう。ここで、電動のメリットを最大限活かすためにはメモリ機能が必須であると確信しました。
頻度高く使う機能だからこそ、生産性を重視して投資を惜しまず、電動かつメモリー機能付きを選択することにしました。
決め手② 引き出しがついていること
現在使用しているデスクで、正面の大引き出しのみ使用しており、そこには筆記用具や爪切り、チョコレート、非稼働時にはワイヤレスキーボードなどを収納しています。なので、机に収納ゼロでなく、少しある方が望ましいと考えていました。しかし、一枚板の天板に引き出しを後付けで装着するとその分下方へのサイズが増し、着席時の足に干渉する可能性があります。
その観点からも候補品番を眺めていたところ、PYKES PEAKのS-200シリーズであれば、天板一枚板の厚さ(6.5cm)の中に正面引き出しを内包しており、足への干渉を気にすることなく、引き出し機能を使用することができると考えました。
決め手③ 組立が簡単であること
最後の項目は、組立の難易度です。仕事柄、転勤の多い私にとって、家具の解体・組立は切っても切れない作業です。最初に組立苦労しても、それ以降寿命まで再度組立てることがなければ多少時間がかかってもいいのですが、3-5年の引っ越しの度に解体・組立に時間を取られていては、積算タイムロスも馬鹿になりません。
各社、組立を簡略化するために工夫されているようですが、中でもPYKES PEAKのS-200シリーズは、同梱されている部品が足、柱、天板(組立済)のわずか3種類で非常に簡単そう。5-10分で組立完了と謳う圧倒的簡易性に惹かれました。
番外編 日本・福岡のメーカーであること
番外編ですが、メイドインジャパン、特にふるさと九州のメーカーであることにも魅力を感じました。独自のアイデアと品質で欧米・中国のブランドにも負けない商品づくりに取り組んでほしい、そんな応援の気持ちも込めて、今回、PYKES PEAKの昇降式スタンディングデスクを購入することに決めました。
まとめ
今回、IKEAでの実機体験、数時間に及ぶネットサーフィン調査など、悩みに悩み抜いた末、PYKES PEAKのS-200 LITEを購入することに決めました。S-200でなくS-200 LITEにしたのは、耐荷重やUSBポートの数はそれほど重視しておらず必要最低限でよいと考えたからです。
どこで購入するのが良いかも時と場合に応じて十分リサーチする必要があります。PYKES PEAKのホームページにてディスカウントセールをしている場合もあれば、Amazonで割引価格で販売されている場合もあります。購入時には数社比較検討の上でポチリとされるようにご注意ください。
購入した昇降式スタンディングデスクが届いて使用感がわかってきたらまたレビュー投稿もしてみたいと思います。早く使ってみたいなと、今からワクワクを100倍にして待っています!!
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